ミシュランが2025年10月に新発売した新作オールシーズンタイヤ【CROSS CLIMATE3】および【CROSS CLIMATE3 SPORT】。
実は私のGLA45Sも11月中旬頃にクロスクライメート3スポーツに履き替えた。
というのも、購入時に新品装着されていたコンチネンタルの『スポーツコンタクト6』が1万km程度しか走っていないのにスリップサインが出てきたのと、最近温泉巡りにはまっているので、冬でも雪道を走れるようにという思いもあってオールシーズンタイヤに鞍替えしたわけだ。
それから約1ヶ月、800kmくらい走行して一般道は勿論のこと、高速道路や軽い雪道も走ってきたのでレビューをしたいと思う。
一応、当ブログ初めましての人のために装着した車の情報についても記載しておく。
- 車 両:メルセデスAMG GLA45S 4MATIC+
- 駆動方式:4WD(FFベース)
- 車 重:1,800kg
- 最大出力:421PS
- 最大トルク:500N・m
- タイヤサイズ:255/40/R20(4輪共通)

ミシュラン クロスクライメート3スポーツについて
わざわざ、検索してこの記事に辿り着かれた方には説明不要かと思われるが、念のため概要を説明させて頂く。
クロスクライメート3スポーツは、ミシュランのプレミアムオールシーズンタイヤだ。
オールシーズンといってもモノによっては、雪道ではほとんど使い物にならないタイヤもあるが、このクロスクライメート3スポーツは【M+Sマーク】だけではなく、【スノーフレークマーク】もついている。
そのため、高速道路などで冬用タイヤ規制が出ている際でもそのまま走ることが出来るタイヤとなっている。
・M+Sマーク:マッド&スノーで、泥濘地や軽い積雪路に対応していると、【メーカー】が独自で謳っているマーク。
・スノーフレークマーク:世界最大の規格設定機関であるASTMというところが、厳しい積雪条件でも性能を発揮できる冬用タイヤと認めた印
※基本的にスノーフレークマークが付いたタイヤでないと、雪道は走れないと思ってもらっていい。
また、ミシュランのプレミアムスポーツタイヤである『パイロットスポーツ』シリーズに用いられている【ダイナミック レスポンス テクノロジー】という技術が3スポーツには用いられており、自由自在な操作性と優れた応答性能が与えられている様だ。
要は、オールシーズンタイヤでありながら夏用スポーツタイヤには及ばないものの、それに近しい運動性能も与えられてるとのこと。
そのため、タイヤに記載されている速度レンジ記号は【Y】。すなわち、300km/hまで耐えられる構造ということだ。
商品名の最後に付く、【スポーツ】の名称は伊達ではないということだろう。
見た目について
見た目として感じたのが、【とにかくゴツイな】ということ。
真ん中に走る縦一本のグルーブ(溝)。これは雨天時において、高速で回転するタイヤからの排水性を高めるためのものだろう。
それから、一番に目を引くのが左右に伸びるV字シェイプのパターン。
まるで、キャタピラの様にゴツイこのトレッドパターンが雪をしっかりと踏み固めて、掻き出す様に車を前に押し出してくれるのだろう。
あと、直接性能とは関係ないものの、サイドウォールのメーカーロゴや製品名の部分が浮き出る様に鮮明に表示される演出が憎い!
【フルリングプレミアムタッチ】と言って、ミシュランのプレミアムモデルに採用されるものらしいが、光の反射角を微妙に調整し、ロゴなどが浮かび上がる様にしているらしい。
ゴツいトレッドパターンとカッコいいサイドウォールのデザインから、タイヤ自体のドレスアップ効果が期待できるものになっている。

実際に使用しての感想
800km程度使用した中で、様々なシーンで利用してみたので、感想を記載する。
一般道での利用
【クロスクライメート】シリーズは「雪も走れる夏タイヤ」というキャッチフレーズの通り、ベースは夏タイヤ。
そのため、雪が積もっていない一般道での利用については何ら心配はしていなかったし、走行中に大きな違いはあまり感じ取れなかった。
強いて言えば、若干スポーツコンタクト6より柔らかい感じがするかも…?程度だ。
ただ、1点!
明確にサマータイヤと違う所があって、それが寒い日に走り始めた直後、ハンドルを切った際に起こるスリップスティック現象。(T字路なんかで、ハンドルを大きく切るとゴンゴンゴンゴンゴンと振動するアレ)
これが全く発生しなくなった。あれは地味にストレスだったので、それが無くなったのは嬉しい誤算だった。
…多分、メルセデスの四輪駆動モデルに乗っている人には共感してもらえると思う。

高速道路での利用

高速道路での走行で気になるのは大きく2点。【直進安定性】と【騒音】だ。
まず、直進安定性だが…書くことがないくらいに問題ない。本当に全く問題がない。
良いタイヤは真っすぐ走るというが、それを地で行くタイヤと言っていいだろう。
そして、2点目に騒音だが、これは正直分からない。
そもそもとして、GLAはかなり車内でロードノイズが反響する車なので、サマータイヤを履いていた時もそれなりに音はしてたし、変わりはないという感想。
ただ、ミシュラン公式としては【ピアノアコースティックテクノロジー】という新技術で不快な周波数の音を取り除くトレッドパターンとしている様だ。
たしかに、スポーツタイプではあるが、サマータイヤから悪化している事もないので、これも問題ないだろう。
峠道での利用
走りが好きな人にとって死活問題なのが、やっぱり走らせて楽しいかどうか。
そこで向かったのが軽井沢。
軽井沢から白糸の滝方面へ向かう国道146号線がほどよい峠道のため、そこで性能を試してみた。
時期としては11月下旬で、まだ雪は全く降っていない状況だった。
その道を常識の範囲内(ツーリングしているバイクと同じ速度帯)で走ってきたが、コンチネンタルのスポーツコンタクト6と比べても素人感覚では劣る点は感じられない。
これだけ、下道は勿論のこと、高速でも峠道でも走らせて夏用スポーツタイヤと遜色ないって、本当に雪道も行けるのかいな?と疑問に思ってしまう。

雪道での利用

ということで、雪道も体験してきた。
舞台は12月中旬の那須塩原…よりもさらに山上に位置する奥塩原。
場所によってはサラサラの新雪が積もった雪道だったり、車の往来で踏み固められた圧雪路だったりという状況だった。
なんだったら、(恐らく)ノーマルタイヤであろうセダンが上り坂でスタックしてる様な状況だったので、まず間違いなく夏用タイヤでは無理であろう路面コンディションだったと思ってもらっていいだろう。
そんな中をオールシーズンタイヤ『クロスクライメート3 スポーツ』で走り抜けてきた。
私自身が雪道に不慣れで愛車で雪道へ初突入ということもあり、慎重(制限速度の-5~10km程度)に走ったが、何事もなかった。
雪道特有の舵角を与えてから曲がり始めるまで1テンポ遅れる感じを念頭に入れながら走れば、何てことない。

これなら、都心部に住んでいてたまの降雪時に車を使いたい人にとっては十分すぎるくらいの性能だ。また、スキーや温泉などで雪道を走る人でも場所は選ぶだろうが使える性能は持っている様に思える。
もちろん、万が一に備えてチェーン(布製でもいいから)を積んでおくと安全だろう。(私も1セット車に常備している)
タイヤ交換にかかった費用およびお得な購入・交換方法
気になるのは、タイヤの値段と交換費用を合わせた金額だろう。
最初に答えを言うと、合計で【19万8千円】だった。
内訳で言うと…
- タイヤ本体4本セット:17万6千円
- タイヤ交換代:2万2千円
タイヤサイズが20インチの幅255mmと比較的デカいため、タイヤ本体の金額がかかってしまうのはしょうがないかなという印象。
タイヤ本体代はサイズによって、本当にピンキリなのであくまで参考までと思ってもらいたい。
一応これでも、ネット通販で安く購入して、タイヤ持ち込み交換専門店で作業してもらったので、かなり安い方だと思う。
大手カー用品で購入&交換したら、30万円前後はするハズだ。
お得な購入方法
参考までに、私が『クロスクライメート3スポーツ』を購入したのは楽天市場だ。
ネット通販だから安いし、タイヤ交換チケットを買えばそのまま取り付け店舗へタイヤを送ってもらえるので楽だった。
あと、楽天は5と0が付く日はポイントが大量にもらえるので、それだけで1万円近く還付されてきた。
まとめと注意点
『ミシュラン クロスクライメート3 スポーツ』を使ってみた印象としては、ライフスタイルの幅が広がると感じた。
特に、滅多に雪降らない地域に住んでいる人ならこのタイヤさえ履いてれば晴れの日も雨の日も大丈夫だし、何だったら少し遠出した際に雪道に出くわしても何とかなると感じた。
意外と知らない人も多いが、スタッドレスタイヤは雨に弱い。
これで、それなりの走りをしても楽しいし、乗り心地や静粛性はサマータイヤと大きく差異はない。技術の進歩ってすごいね!
まさに、雪も走れる夏タイヤならぬ「雪も走れるスポーツタイヤ」と言ったところだろう。
ただ、最後に一点だけ。
ご存知の通り、オールシーズンタイヤは雪道を走れると言っても、スタッドレスほどの性能はないし、凍結路には弱い。(サマータイヤ程ではないが)
そのため、雪国方面へ出かける際は事前にライブカメラや交通情報を念入りにチェックしたうえで、本当に走破することが出来るかよく吟味した上で出かけるのが良いだろう。
また、安全対策としてチェーンの携行も強く推奨しておく。

