今日はアクションカメラについて話をしたい。いや、一方的に愚痴りたい。
私はアクションカメラを車載動画撮影をメインとして使用しているのだ、2024年末にInsta360 AcePro2を購入し、最近試験的に運用している。
そしてはっきり分かった。GoProはゴミだ使いにくい。
巷で言われている通り、GoProはユーザーを舐めてる。
一昔のスラングで言えば、「モノ売るってレベルじゃねーぞ!」という具合だ。
言うて私が使用しているのはGoPro HERO10およびHERO8のみで、ここ数年の新型は触ったことはない。
ただ、HERO13は置いておいて、HERO11およびHERO12も酷かったと聞いているし、私の感想と照らし合わせるならおそらく事実だろう。
HERO13は不具合は少なくなったと聞いているが、機能的にInsta360やDJIに後れを取っていることは否めない上に価格も高い。
そう見ると、アクションカメラのパイオニアとして胡坐をかき、ユーザーを舐めてるという感じが拭いきれない。
今回はアクションカメラとして、GoProがゴミだというを避けて、他のメーカーを検討した方が良いというお話しをしたいと思う。
新型に限らず、サブ機や入門機として中古の型落ちGoProの購入を考えている方も参考にしてもられば幸いだ。
不具合が多い
GoProを使っていると不具合がかなり多い。
不具合が発生する稀だったら最悪許せなくもないのだが、一日に数回発生するレベルなので質が悪い。
その上、全て動画用カメラとしては致命的なトラブルばかりである。
熱暴走が頻発する

熱暴走はアクションカメラの宿命でもあるが、それにしてもGoProは酷い。
夏場なんかは、冷房を効かせた車内なのに直射日光が当たるとFHD(1080p)の低フレームレート(24FPS)で撮影していても、カメラ本体が異常に熱くなり、いつの間にか熱暴走で撮影が停止していることも度々ある。
充電ケーブルを繋ぎっぱなしにすれば耐えられるが、バッテリーのみだと夏場はとても撮影に耐えうるものでは無い。
フリーズが多発する

個人的に一番ストレスなのが、フリーズする点。
フリーズというよりかは、電源ボタンを押しても起動しない。
クイックキャプチャー機能がオンなのに、録画ボタンを押しても撮影が始まらない。電源ボタンを押しても電源がつかない。
こうなったら、本体からバッテリーを外して入れ直すしかない。
かといって、私は車載動画で運用するのが大半なので、運転中にバッテリーの取り外しをすることは出来ない。
しかも、私はメディアモジュラーを使用して運用しているため、フリーズしたらわざわざマウントのネジを外してから、メディアモジュラーを本体から分離して、そっからバッテリーの抜き差しをする。
そして、復帰したらメディアモジュラーを装着して、マウントを付け直すのだ。
うぉ~書いているだけでストレス溜まってきた…。
コレが本当に面倒くさい。GoProの不具合の中で、一番ネックなのがこの問題と個人的に思っている。
フリーズが頻発するカメラとか、マジで欠陥品だと思う。
音声の録音が不安定
録音も不安定で、安定して録れないことが多々ある。
といってもGoPro本体のみであれば、あまりトラブルが発生したことはない。
問題はメディアモジュラーを使用した場合だ。

具体的な事例としては、以下がある。
どちらも、動画を撮影するカメラとして致命的な問題だ。
- 外部のピンマイクを接続しているのに、カメラ本体のマイクで録音されている
- そもそも全く音声が録れておらず、無音の映像となっている
1つ目の問題としては、外部マイクを刺しているのに、メディアモジュラーのマイクどころか本体のマイクが使用されているから、非常にくぐもった音になる。
そして、2つ目の問題に関してはマジで致命的である。音が録れないってどういうことだ。
私の場合、もはやGoProはサブ機としてしか使っていないため、Insta360 Ace Pro2で撮影した音声を使用すれば問題ないのだが、GoProをメイン運用する人は気を付けないと後で録画データを見て吐きそうになるだろう。
ユーザーフレンドリーでない
加えて、GoProのゴミ良くない所が、ユーザーフレンドリーでない点だ。
不具合を除いてもコストパフォーマンスが悪いし、単純に使いづらい。
世代ごとにバッテリーが使いまわせない

GoProのフラッグシップモデルであるHEROシリーズは初代からHERO13まで、2025年1月現在で13世代となっている。
しかし、バッテリーはバッテリーで別途世代があり、違う世代のバッテリーは使用できないのだ。
具体例を挙げると、GoPro HERO10で使用しているバッテリーはGoPro HERO8に使用できないといった具合だ。
撮影時間を延ばしたいから、バッテリーを大きくしたいのは分かるが、せめてそこは企業努力で外寸は同じにして、全て共通で使用できる様にして欲しい所だった。
参考として、下記に互換性のあるバッテリーのリストを記載しておく。
- 1世代目:HERO1 ~ HERO4
- 2世代目:HERO5 ~ HERO8
- 3世代目:HERO9 ~ HERO12
- 4世代目:HERO13
本体や外部補器の価格が高い

GoPro自体の価格も高めだが、アクセサリー類も高額だ。
例えば、GoPro本体の充電をしながら外部マイクを使用したいとなると、メディアモジュラーが必要になるが価格は1万円を超える。
たかが、外部マイクの端子を一個増やすために1万円以上払うのは馬鹿げているとしか思えない。
擁護するなら、メディアモジュラーは指向性マイクが搭載されていたり、外部映像出力機能も搭載されているから高額になっているのは分かるが、そこがユーザーフレンドリーでないと指摘したい。
そもそも、外部マイクを使う人は指向性マイクの搭載なんてどうでもいい。これが外部マイクと指向性マイクが同時に使えるとかなら分かるが、そういう訳でもない。
マジで、ユーザーのことを考えてないと思う。
ちなみに、Insta360 Aceシリーズは公式で、外部充電と外部マイクのみに特化したアダプターを販売していて、3,000円台で購入できる。
ユーザーのことを考えている企業との違いはこういう所に出てくると思う。
録画データの管理がしにくい

あとは録画データが管理しにくいのも頂けない。
GoPro HERO10までは4GBごとにファイルが勝手に分割されるため、1時間以上の長時間録画を行っていると一回の録画に対して、10個以上のがファイルが生成される。(HERO11以降は12GB/1ファイルになっている)
しかも、ファイル名が独特であり、パソコンで読み込ませるとファイルが時系列順に並ばないのだ。
ただでさえファイル数が多いのに、時系列順にならないファイルの並びとなるのは不親切極まりない。
まとめ-総合的にコストパフォーマンスが悪い-

GoProは確かにアクションカメラの先駆者として、アクションカメラ普及の大役を果たした。
事実、私も最初に手にしたアクションカメラはGoProだった。
しかし、不具合の多さやコストの高さ、他社製品との比較での劣勢など、多くの問題を抱えている。
なまじ、販売戦力が上手く、アクションカメラ=GoProと未だに位置付けられているが、実際に購入を検討する際は他の選択肢と比較した上で決めることを推奨する。
とりあえず、私は今後GoPro製品を買うことはないだろう。
別メーカーに乗り換えてみると、快適さが段違い過ぎてもうGoProには戻れない…。
コストパフォーマンスに疑問が残る
高価な本体とアクセサリーに加え、バッテリー等の頻繁な買い替えが必要なことを考えると、コストパフォーマンスは最悪。初期投資だけでなく、長期的なコストも計算に入れて検討の必要あり。
他社製品の進化

DJIやInsta360など、他社製のアクションカメラが非常に優れている。特にDJI Osmo ActionやInsta360 Aceシリーズは、GoProよりも安価でありながら、安定性や機能性に優れている。販売戦略に引っかからずに、他社メーカーの選択肢を比較検討するのは超重要。
サポート体制の脆弱さ

私は使ったことはないのだが、GoProのサポート体制についても不満の声はよく聞く。不具合や故障に対する対応が遅い、保証が十分でないといった意見も多い。