早いことに令和も7年目に入った。
2023年末から2024年にかけては、GLA45Sを買ったり、結婚式を挙げたり、新婚旅行でドイツへ行ったりとかなり散財してしまった。
恐らく、私の手取り年収分くらいは、上記3つのイベントで吹き飛んでいるはずだ。
そのため、今年からは資産を築くことに重きを置いていきたいと考えている。
一応、なんだかんだ2年前くらいから投資信託は月1万円の積み立てを継続していたが、自分のメンタルに及ぼす影響なども概ね分かってきたので、本腰を入れる所存だ。
投資方針は労力をかけずにバイ&ホールド
投資には労力をかけない

私個人としては、ぶっちゃけ投資自体に興味はない。
興味がないというよりかは、あくまでお金を増やすための手段と考えている。
そのため、どの銘柄をどれくらいの比率で…みたいにポートフォリオを組むのが面倒くさいわけだ。
で、あるならば市場の値動きに連動するインデックス投信に入金するのが話が早い。
誰もお金を減らしたくて会社を運営しているわけではないのだから、市場と連動する運用をしてもらえれば、お金は自然と増えていくはずだからだ。
だから、私は銘柄選定には時間をかけずに指標に任せ、あとは本業と副業、そして趣味に時間を割くことにしている。
長期保有を大前提

投資である以上、資産が増えることもあるが、当然減ることもある。
しかし、私自身は日銭を稼ぐことを目的としていないため、売り買いを繰り返すつもりもないし、先に述べた通り極力労力をかけないつもりだ。
そのため、日々の価格変動は無視して、毎月定額を積み立て、さらに余剰資金が出来たら都度入金する方針を立てている。
考え方のベースは下記の通りだ。
- 購入後は基本的に売却を考えない
- 過去の暴落時でも「放置」が最適解であった歴史を重視
- 長期的には時間が複利の効果を高めてくれる
毎月の積立内容
2024年から新NISA制度が開始され、当然私も新NISAでの積み立てをメインとしている。
ただ、それ以外でも税制的に有利なものに関しては分散投資の意味も兼ねて積み立てを行っている。
月12.5万円の新NISA積立を実施
新NISA制度を活用し、月12.5万円を積立投資している。
毎月10万円をつみたて投資枠でオルカン。それ以外を成長投資枠で2.5万円/月で積み立ててている。
あとは余剰資金が出来る度に、その時の気分でオルカン等にぶち込む所存だ。
- 全世界株式(オール・カントリー)
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S&P500やFANG+など米国に全ツッパせず、世界中の株式市場に分散投資できる全世界株式ことオルカンをメインに据えている。
といっても、2025年1月時点のオルカンは米国が6割強を占めているが…。ただ、仮に米国一強の時代が終わりを告げたとしても他の国が台頭してくれば、国別の組入れ比率を成長してくれるので、20,30年以上の長期スパンで運用していくことを考えると楽だ。
また、運用コスト(信託報酬)もかなり低いため、長期的に見た際の合計手出しが少ないのもデカい。
- 高配当株式・米国ファンド(SCHD)
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米国高配当株式は、名前の通り配当目当てで購入している。
新NISAで積み立てる際の効率だけ見るならば、ファンド内部で再投資されるインデックス投資には勝てない。
ただ、将来的に新NISAの枠を埋めきった後は下落相場においても強い高配当株式に入金してことを考えている。その前座として、配当がどれくらい入ってきて、自分がどの様に使うのかのシミュレーションのために月1.5万円ずつ積み立てる。
- トヨタグループ株式ファンド
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正直、金銭的メリットを考えると信託報酬も少々高いし、リターンを考えると現状オルカンが圧勝である。
ただ、トヨタグループへの投資は経済的利益というよりは個人的に応援したいという気持ちから投資している。GRスープラやGRヤリス・GRカローラなど、クルマ好きとして魅力的なマシンを令和に入ってからも続々とラインナップしてくれている。
そんな企業を応援したい気持ちと期待を込めて、月0.5万円程度だが出資している。 - インド株インデックスファンド
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インド株は完全に興味本位だ。
ここからさらに化けるかもしれないし、これ以上の爆発はないかもしれない。
スケベ心半分・好奇心半分といったところで、コチラも資金を月0.5万円投じている。正直、信託報酬もインデックスファンドとしては高めだし、経済的メリットを考えるならオルカンに入れr…
企業型DCで月2.5万円を拠出
勤務先の企業型DCを活用し、新NISAとは別で試算運用を行っている。
企業型DCであれば、掛金は全額所得から控除されるため、その分は住民税や所得税といった税金がかからない。
60歳になるまで引き出せないという制約があるが、そもそも長期投資であるし、何より毎月2.5万円…年間で30万円に対して非課税というのはデカい。
本来、所得に対して払う必要がある税金を支払う必要がないだけでもすでにプラスな上、運用益についても非課税なのだからやらない理由がない。
- 日本株インデックスファンド
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新NISAでは、ほぼ外国株式に投資しているため分散投資の意味合いで日本株のインデックスファンドに資金を投じている。
ぶっちゃけ、現代は米国が終わったら全世界的に終わりになりそうだが、それでも多少なりとも資産を守るという意味でも地域分散として日本株を選択している。
税金払わなくて良いだけでプラスなのでね。運用コストが低かった日本株インデックスを何となく選択している。
個人年金に月0.8万円支払い

個人年金保険にも月額0.8万円を支払っている。
位置付けとしては、節税目的半分・低リスク資産半分といった具合だ。
節税と言っても、支払った保険料が全額控除になるわけではなく、年間の支払金額に応じて控除額が変化する。
私は年間9.6万円支払っているので、所得税4万円・住民税2.8万円が控除される計算だ。
おそらく、資産の伸び具合でいれば、オルカン等に全ツッパが正解かもしれないが、税金の支払いを抑えつつ低リスクで老後資産を残せると考えるとアセットアロケーションとして意味ある取組みだと勝手に思って、毎月支払いを行っている。
資産運用を始めてからの心境の変化
少額ながら資産運用を始めて数年が経過した。その中で、自分自身の考え方やお金との向き合い方にも変化が見られたので、下記に整理する。
取り崩すまではただの数字のデータ
当然ながら市場の値動きに合わせて、日々自分の資産が上下に振れ、時にはマイナスになることもある。
ただ、損益がマイナスになろうが全く気にならなくなったし、プラスだからといって喜ぶこともなくなった。
売却を当面行わないなかで、保有資産がマイナスになろうがプラスになろうが、それはあくまでデータ上の数値でしかない感覚となってきた。
お金が従業員に見えてきた
資産を運用する中で、お金を使うだけでなく「働かせる」という視点が加わった。
例えるなら、私という会社の従業員がお金達であり、彼らに働いてもらうことで自分の資産が増加していくというマインドになってきた。
そう考える様になり、少しでも従業員を減らさない様にと、以前と比べると外食やペットボトルを買うなどの浪費が減ってきた。
投資しないのもリスク
以前は「投資=リスクがある」。逆に「投資をしない=ノーリスク」と考えていた。
しかし、ただ現金を持ち続けるだけでも昨今の急激なインフレによる実質的な価値の目減りを考慮すれば、投資をせずに市場から置いて行かれることがリスクと気づいた。
また、投資しない=日本円に全ツッパという事にも改めて気づかされた。
今は妻にもこの考えを話し、妻も証券口座を開設して今年から少額ながら投資を始めてもらっている。