自然吸気5.5リッターV8エンジンを搭載した弩級マシン!シボレー・コルベットZ06が国内で予約受付開始。価格は2,500万円

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    2023年5月頃にアナウンスがあったC8型コルベットZ06ですが、2023年8月24日にGMジャパンより予約受付開始となった。

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    自然吸気5.5リッター!646馬力のV8エンジンを搭載

    新型コルベットZ06に搭載されるエンジンは2023年5月に発表があった様に5.5リッターV型8気筒DOHCの自然吸気エンジン『LT6』。
    最高出力は646PS・最大トルク623Nmを発揮。

    コルベットと言えば、古き良きOHVエンジンが搭載されるのが伝統だが、このZ06に搭載されるV8はDOHC。通常モデルのコルベットには設定されていない専用のエンジンになる。

    ベースモデルのC8コルベットが6.2リッターのV8のOHVでレッドゾーンが6000回転の所、新型Z06は8600回転まで回る。
    8550回転で最高出力の646PSを発揮するため、回せば回した分だけパワーが溢れ出す気持ち良いエンジンに仕上がっていそうだ。

    「こんなご時世によく5リッター超えのV8自然吸気エンジンを新たに造ったな!」と思うが、どうやらWECなど耐久レースに参戦するレーシングマシン『C8.R』にも同じエンジンが搭載されている様である。
    しかも、C8.Rの方はレースレギュレーションに合わせてリストリクターが装着されていて、最高出力が500馬力Z06よりも出力が低いとか・・・。

    Z06はレース直系の公道を走れるレーシングカー

    Z06はそもそも、1963年に2代目コルベット用に用意されていたトラックパフォーマンスパッケージのオプションコード名である。

    3・4代目ではZ06の設定はなかったが、5代目で復活して以降、今回の新型コルベットZ06へ至るまでずっと同じコンセプト・・・公道を走れるレーシングカーとして扱われてきた。GMの言葉で言うなら『ストリートリーガルレーシングカー』である。

    新型コルベットZ06も前項で記述した646馬力を叩き出す5.5リッターのV8の存在だけでなく、その動力性能を受け止められるだけの制動性能のあるブレンボ製のブレーキシステムの装備や、
    サーキット走行も考慮した熱対策として、ベースグレードからラジエーターを2つ追加。高速安定性と旋回性能を向上させるための調整可能なウィッカービル(スポイラー上部のL型フィン)の装着。

    といった、装備としてもトラックパフォーマンスの名に恥じないものになっている。

    Brembo社製ブレーキシステム

    8代目からMRに転向

    コルベットは1954年に発売された初代C1から2019年に販売終了となった7代目(C7)まで、65年に渡ってFRレイアウトを守り続けてきた。

    しかし、C8からベースモデル含めて、運動性能に優れるMRレイアウトに変更がされている。

    理由の一因としては、先代(C7)のZ06やZR1などの高性能モデル時点で、FRでは既に扱い切れない程のパワーになってしまったというのもあるとのこと。(C7のZR1は最高出力766PS!)

    となると、駆動輪である後輪に効率的にトラクションをかけつつ、運動性能にも優れたパッケージングにすると・・・必然的にリア近くに重量物であるエンジンが載ってくるMRにせざるを得なかったであろうことは容易に想像できる。

    C8型コルベットZ06の販売内容

    2023年内に納車される予定の特別先行販売台数は、なんと4台のみの抽選販売。

    と言っても、この抽選に外れてしまっても2024年以降にも販売を予定している様で、今回申し込んだ予約内容及び順番は繰越しされる。受付期間は2023年8月25日(金)10:00~10月31日(火)18:00。

    シボレー コルベット Z06

    ちなみに、ボディーカラーは選ぶことが出来ずブラックのみ。ハンドルも右ハンドル仕様のみとなる。
    なお、価格は2,500万円とのこと。

    値段も性能もそしてエクステリア含めて、スポーツカーやアメリカンマッスルというよりかは、欧州のスーパーカーの領域となってしまったなと感じる。

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