ポルシェのピュアスポーツこと、MRの718ケイマンorボクスター。
私は現在、ポルシェ ボクスターS(987.1)を所有しているが、乗り始めてから5年ほど経過したのもあり、
新たな乗り換え先として718ケイマンないしボクスターを検討している。
そこで、ローンを組んだ場合、毎月いくらの支払いで乗れそうなのかを試算してみたいと思う。
※911がピュアスポーツカーなのかGTなのかは、本記事では一旦おいておく。
また、本記事では購入検討にあたって、私がポルシェセンターに直接ヒアリングした、新車及び認定中古車のローン金利や残価設定率も合わせて記載する。
<報告>
家庭持ちという事もあり、2シーターは却下となり4ドア4人乗りのAMG GLA45Sを購入した。
その具体的なローン支払い額を下記記事にまとめているので、ぜひ本記事と合わせて参考にしてもらいたい。

ポルシェパワーローンによる支払い
ポルシェは公式でローンサービスを提供しており、以下の2種類のローンを使用することが出来る。
1つは『ポルシェ オートローン』で、車両価格全額を6カ月~5年かけて返済していく、いわゆる通常の自動車ローン。
2つ目は『ポルシェ パワーローン』と言われる、残価設定型のローンになり、車両価格の10~30%を据え置き(最後にまとめて支払い)として、残りを3年~5年かけて支払う方法となる。
※オートローン・パワーローンともに金利は2.9%(確かひと昔前は3.9%だった)となっている。
当然、据え置き分の価格があるため、パワーローンの方が月々の支払い額は圧倒的に少なくなる。
この残価率(据え置き価格)は、新車では最大40%まで。認定中古車でも年式・走行距離問わず、支払い期間5年までなら、30%まで設定することが可能となっている。
確かに、ポルシェ認定中古車の販売ページにおいて、販売中の各車両のローン概算を出す際に支払い回数60回(5年)と残価率30%を同時に選択できる・・・
ただ個人的に、本当に中古車で5年支払いで30%も設定できるか気になったので、ポルシェセンターに直接問合せをしてみたところ・・・
「パワーローンに関しましては年式走行距離問わず、支払い期間5年まででしたら10〜30%の間で設定が可能です。」との返答があった。
どうやら、本当に上記の通りパワーローンが設定できる様だ。
ここまで聞くと、高嶺の花だと思っていたポルシェの正規ディラー車も案外買えるものかもしれないと思えてきた。
そこで、新車と認定中古車それぞれの購入価格とパワーローンを使った月々の支払い概算を見積もってみた。

新車と認定中古車の価格差
新車と認定中古車の価格差がどれだけあるのか・・・というのは当然、認定中古車の状態(走行距離や年式等々…)によって変わってくるので、今回の試算では実際に販売されている認定中古車とそれとほぼ同じ仕様の新車とで価格を比べてみる。
※ポルシェ認定中古車の車両詳細ページから、同じ仕様をコンフィギュレータに反映させる事が可能。
今回、私が狙っている車両は718ケイマンもしくはボクスター。グレードはベースグレードで十分と考えて・・・
オプションは最低限必要なモノ+スポーツクロノ・スポーツエグゾースト・PASMと人気な装備を装着しているもので検索かけてみる。その結果・・・
最も安いモノで、718ボクスターベースグレードの730万円がヒットした。(2017年モデルで、距離は3万km)

一方で、同じ仕様を新車でオーダーするとなると・・・約1,075万円。

新車での車両価格と認定中古車での車両価格の差は約345万円というところ。
当然、認定中古車のMYが新しかったり、走行距離が少なかったりすれば、もっと価格差は縮まってくる。
実際のパワーローン試算結果
新車と認定中古車の車両価格が分かったところで、あとは月々どれくらいの支払いで乗れるのか概算してみる。
ここからの概算は用意できる頭金やボーナス月加算額によって異なってくるので、人それぞれではあるが、一例として私の支払い条件を下記に列挙する。
- 支払い回数:60回
- ボーナス月加算額:30万円
- 頭金:100万円
- 据置率(残価率):新車は40%・中古は30%
基本的に月の支払額が安くなる様に、支払い回数は最長の60回(5年)で、残価率は最大の数値で考えた。
ボーナス月加算額は、半年に1回ほどまとまったお金が用意できそうなので、30万円。
頭金は、現在所有しているボクスターS(987)を売却+α程度を入れることをイメージしている。
新車の場合
上記条件を基にパワーローンで新車を購入した場合の試算が下記の通りで、月々の支払額は71,300円。
払えない額ではないが、毎月支払う金額と考えると中々に躊躇してしまう金額だ・・・

認定中古車の場合
一方で認定中古車はというと・・・同様の支払い条件を基に試算した結果が下記の通りで、月々の支払額は30,700円となった。
うーむ、これなら月々の支出を整理したりすれば、かなり現実的な金額ではないだろうか。

※ボーナス加算額は730万円の車両価格に対しては最大29.2万円までしか設定不可能だったため、最大値を入力。
まずは試算をしてみるのが大事
車両価格自体は中古でも700万円オーバーと日本の平均年収を大きく上回る価格となってくるが、こうやって試算してみると、意外と手が届く存在じゃないかと思えてくる・・・
あとは人によって、当然用意できる頭金やボーナス月加算額も異なるため、乗りたい車があるのであれば(ポルシェに限らず)、まずはローンのシミュレーションをする。
そして、自分の現状ではどうしても手に入らない場合は、資金用意のための活動をすればいいだけだ。
頭金をいくら用意しないといけないのか。月々いくらの支払いが必要か。などの具体的な金額が分かれば、あとはそれを目標に行動していけば、憧れの車も決して手の届かない存在ではないと感じられると思う。
2023年10月追記
私の結婚に伴い2シーターは一旦没案となった・・・。
2台所有も考えたが、新たなライフスタイルを体験する意味でも次はSUVを検討しているところである。
→メルセデスAMGのGLA45Sを購入。総額700万円程度と当ページで試算した額とかなり近かったので、すんなり購入できた。
